ARCTURUS(アークタウラス)電動ガンレビュー
ARCTURUS PDW
2018年に香港で誕生した新しいエアガンメーカー、ARCTURUS(アークタウラス)の電動ガン「PDW」をご紹介。
ARCTURUS PDWはショートなアウターバレルとリトラクタブルストックを組み合わせた非常にコンパクトな電動ガン。
ARCTURUSブランドの中でも最もコンパクトなモデルとなる。ショートレングスとなることで、ただでさえ特徴的な形状となるAR系PDW(パーソナルディフェンスウェポン)であるが、ハンドガードの中に大型フラッシュハイダーが入り込む形でセッティングされており、さらにインパクトのある電動ガンとなっている。
リトラクタブルストックながら後方配線構造はキープしており、重量バランスもしっかりとした仕上がりとなっている。
当然ながら取り回しに長けた電動ガンとなるので、CQBやインドアフィールドで活躍するのはもちろんのこと、ビギナー向けとしてやスナイパーのサブウェポン的な使い方も期待できる。
他のARCTURUSモデル同様メタルレシーバーを備え、ストック基部やバットプレートもメタルとなっており、全体的な剛性感はコンパクトサイズ、ワイヤーストックといえど他モデル遜色ないレベルとなっている。
ARCTURUS PDWのスペックや構成パーツの特徴
・全長:550/680mm
・重量:2490g
レシーバー
メタル製かつ表面仕上げもきれいな高品質レシーバーとなる。全体的に特徴的な構成の電動ガンながらも落ち着いたデザインにまとまっているのは、AR15シリーズやSR16シリーズと同じ標準的なレシーバーを使用しているからであろう。行き過ぎた外観にはなっていないため、意外にもあらゆる装備に合わせやすい電動ガンとして扱える。
ハンドガード
KAC(ナイツアーマメント)のURX4 M-LOKタイプの7インチハンドガードとなっている。
ショートタイプながらもトップレール以外に7面M-LOKが配置されていて、拡張性は非常に高い。QDスリングスイベルマウントもレシーバー側に3か所設置されている。
NOVESKEタイプの大型フラッシュハイダーを内包しており、ハンドガードの長さがほぼアウターバレル+ハイダー長となっているほど短く、狭い場所でも構えやすい形状だ。
極端に短いアウターバレルではあるが、しっかりとガスブロックとガスチューブが再現されており非常に凝った作りである。
グリップ
マグプルMIADタイプのグリップが標準装備となっている。残念ながらマグプルのロゴマーク形状の滑り止め加工はないがパーツとしての質感は高く、外観の良さ、構えたときの安定感などはしっかりとしている。
ストック
バッテリー収納が可能なタイプのリトラクタブルストックを備える。ワイヤーストックながらも基部がメタル製となっていてガタつきはほとんどない。バットプレートまでもがメタル製で、滑り止めの掘り込みも深くリトラクタブルストックの中でもかなり秀逸な完成度となっている。
メカボックスは後方配線となっているため、ストック基部から延びる短いチューブ内にバッテリーを収納する。
付属品
マガジンはエアガンとしては珍しく、スタンダードマガジンと多弾マガジンの2本が付属する。
デザインはマグプルタイプで、スタンダードはリアルカウント30発と120発フルチャージの切り替えが可能。多弾マガジンはゼンマイ式の300発装弾となる。
アイアンサイトはマグプルMBUSタイプのものが付属するが、折り畳み時も使用できるオリジナル形状になっていて、よく考えられたデザインだ。
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